ダイビングライセンス(Cカード)の種類やランク

ダイビングライセンス(Cカード)とは?ダイビングライセンスには種類やランクがある

ダイビングライセンスとは、一定以上のダイビングスキルと知識を身に着けることで発行されるダイビングの認定書になります。
正式名称は「Certification Card」と言いCカードとも呼ばれることもあります。
「ダイビングライセンス」と「Cカード」は呼び方が異なるだけで同じものとなります。

ダイビングライセンスを取得すると、ダイビングショップなどが主催しているファンダイビングというコースに参加できるようになります。また、ライセンスのランクにより、インストラクターの同行無しでダイビングを楽しむこともできるようになります。
ダイビングライセンスが無くても体験ダイビングには参加できますが、最低限のレクチャーしか受けない体験ダイビングでは、インストラクターの手がすぐに届く場所にいる必要があるとともに最大深度が12mまでに制限されるなど、かなり限定された範囲でしかダイビングを楽しむことが出来ないなどのデメリットがあります。
それ以外にも、コンディションにより体験ダイビングでは参加できないケースもありますし、ナイトダイビングや沈船などのケーブダイビングに参加できないなど、体験ダイビングには多くの制限が設けられています。
もっと自由にダイビングを楽しみたい方や深い海にも潜ってみたい方は、ダイビングライセンスの取得をお勧めします。体験ダイビングで楽しむことが出来る海は、全ダイビングポイントのほんの数パーセントとも言われていますので、ダイビングに興味を持ったらライセンスの取得をおすすめします。

ダイビングライセンスは、ダイビングショップなどで数日間の講習を受けることで取得が可能です。
取得後は年会費や更新等はありませんので、一度取得すれば一生使用することができ、取得後に手間が掛からないことも特徴です。
(※インストラクターなどのプロ向けのライセンスは、更新料や年会費が必要になります。)
また、多くのダイビングライセンスは世界統一基準で発行されていますので、海外でダイビングをするときにも利用することができ、世界中の海でダイビングを楽しむことが出来るようになります。
取得後はお金が掛からず面倒な手続きもありませんので、興味がある方は気軽に取得できるライセンスとも言えるでしょう。

ダイビングライセンス以外にも、潜水士と言う資格があり違いが良く分からない方も多いと思います。
潜水士は、安全衛生技術試験協会が行ている国家試験です。潜水士免許は、職業として潜水業務を行う時に必要になる資格ですが、レジャーでダイビングを行うときには必要はありません。また、レジャーでダイビングを行うときは、潜水士免許を持っていてもダイビングライセンスの代わりにはなりません。
潜水士免許に関する詳細は、潜水士免許とは?のページをご確認ください。

ダイビングライセンスには種類がある

シュノーケリング風景

ダイビングライセンスに興味を持った方のなかには、ライセンスの種類が多くどれを取得したら良く分からないという声をよく聞きます。
ダイビングライセンスに多くの種類がある理由は、国などが作った自動車免許などとは異なり民間の会社や団体が作った「認定書」になるためです。
そのため、ダイビングライセンスを発行している会社や団体が複数あり、それぞれが独自のダイビングライセンスを発行しています。

「PADI」や「NAUI」などの名前を聞いたことがある方もいると思いますが、これらはダイビングライセンスを発行している会社の名前になり「ダイビング指導団体」とも呼ばれています。
また、ダイビングライセンスにはエントリーレベルからプロレベルまで、講習内容により異なるランクのライセンスがあります。「オーブンウォーター」や「アドバンス」などの名称は、ダイビングライセンスのランクの名称にあたります。
つまり、『ダイビングライセンスを発行している会社である「ダイビング指導団体」が複数あり、その中に幾つもの「ランク」があるのです。』民間の会社であるダイビング指導団体が発行しているライセンスなので、複数の種類があり分かりずらい面もあると思いますが、これらは世界統一基準になっており日本国内だけでなく世界中で使用できるメリットもあります。海外などでダイビングをする方も多い事からも、その国でしか利用できない国家資格とは異なり大きなメリットとも有るでしょう。
(※一部のライセンスは特定の国やショップでしか利用できない場合もあります。)

ダイビング指導団体の紹介

ダイビングライセンスを発行している「ダイビング指導団体」と呼ばれる会社は、世界中に複数ありマイナーなものも含めると数十の団体があると言われています。
それぞれのダイビング指導団体で理念やプログラムに多少の違いはありますが、趣味としてダイビングを楽しむ場合であれば講習内容にそれほど大きな違いは無いと考えて良いでしょう。
ダイビングライセンスを何処のダイビング指導団体で取得するか迷った場合には、世界中で通用するメジャーなものを選ぶことをお勧めします。せっかくダイビングライセンスを取得しても、ほとんど使うことが出来ないライセンスであれば思うように楽しむことが出来なくなってしまいます。

世界的に有名な5つのダイビング指導団体 ・PADI japan (パディ ジャパン)
・NAUI japan(ナウイ ジャパン)
・SSI(スクーバ スクールズ インターナショナル)
・CMAS(クマス/シーマス)
・BSAC(ビーエスエーシー)

個人的な意見としては、国内だけでなく世界でも圧倒的なシェアを持っている業界最大手の「PADI」、または業界第2位の「NAUI」のいずれかのダイビングライセンスを取得すれば、世界中のほとんどのダイビングショップで参加することが出来ますのでお勧めです。
ダイビングライセンスは、一定以上のスキルを身に着けている認定書になりますので、異なるダイビング指導団体のショップでも基本的に使用することが出来ます。
例えば、PADIのライセンスを取得している場合には、PADIのダイビングショップでしか使用できない訳ではなく、NAUIのダイビングショップで使用する事も出来ます。また、NAUIのインストラクターにガイドを頼むこともできます。
ただし、これらの判断は参加するショップにより異なることもありますので、一部のダイビングショップでは利用できないケースもあります。申し込み前に確認するようにしましょう。

ダイビングライセンスの講習内容は、ダイビング指導団体の違いはそれ程大きくありませんし、同じダイビング指導団体のライセンスであれば、理論上は何処のショップで取得しても講習内容は同じになります。
ただし、実際には開催しているショップやインストラクターによって違いがあるのも事実ですので、しっかりとした講習を行ってくれるショップで取得することをお勧めします。
ダイビングライセンスは取得することが目的ではなく、安全にダイビングを続けられる知識とスキルを身に着けることが最も大切です。料金や講習期間などで取得するショップを選ぶ方も少なくありませんが、安全管理や指導体制が徹底されておりインストラクターのレベルが高いショップを選ぶ事が大切です。
また、自宅近くのダイビングショップなどに定期的に通うことを考えている方は、自分に合ったショップを探しそのショップでライセンスを取得すると良いでしょう。

日本国内の主要なCカード発行組織14社によって構成されている、「レジャーダイビング認定カード普及協議会」と言う団体のホームページでも、ダイビングライセンスについて知ることができます。

PADI japan (パディ ジャパン)

PADI japan

PADIは世界最大のダイビング指導団体となります。本部はアメリカ・カリフォルニアにあり、日本をはじめ世界7か国にエリアオフィスがあります。また、インストラクターなどのプロフェッショナルメンバーは世界180か国以上で13万人以上が活躍しています。
世界中のダイバーの6割以上がPADIダイバーであり、名実ともに世界最大のダイビング教育機関です。
初心者向けのライセンスはもちろん、上級者向けのコースやスペシャリティコースなど専門的なコースも充実していることも魅力の一つです。
ワールドワイドなダイビングのネットワークを持つPADIは、ダイバーの「楽しむ」「学ぶ」「磨く」といったキーワードに対し、様々なエリアでPADIプロフェッショナルからのサポートが受けられます。
世界最大手の安心感とワールドワイドなブランド力がPADIライセンス最大の魅力と言えるでしょう。
PADI japan ホームページ

NAUI japan(ナウイ ジャパン)

NAUI japan

NAUIは世界で初めてアメリカで誕生したダイビング指導団体として有名です。1960年に誕生して以来60年以上の歴史と実績があり、世界中のダイビング認定機関のスタンダードとなる基準を作ってきました。
アメリカを始め世界100か国以上で、インストラクターなどのプロフェッショナルメンバーが活動しており、プロフェッショナルメンバーは世界で6万人以上になります。
誕生以来、「最愛の人を任せられる信頼」「Dive Safety Through Education(教育を通じた安全なダイビングの実践)」を信条にし、世界的に信頼されるダイビング指導機関として広く認められています。
世界第2位の大手ダイビング指導団体であり、歴史もあるため信頼も高いという魅力がNAUIにはあります。
NAUI japan ホームページ

SSI(スクーバ スクールズ インターナショナル)

SSI

世界的なダイビング認定団体であり、スクーバダイビングの世界的教育支援組織です。
SSIのダイビングライセンスは、SSIのダイブセンター(事業者)に所属のSSIインストラクターだけが発行することが出来るシステムが最大の特徴で、講習内容に一定のクオリティーが保たれていると考えられます。
このシステムは、事業所に所属していないインストラクター個人が発行できる他のダイビング指導団体と大きく異なると言えるでしょう。
SSI ホームページ

CMAS(クマス/シーマス)

CMAS

CMASはヨーロッパではクマス、アメリカではシーマスと発音します。
世界水中連盟という組織であり、加盟団体になることでCMASのダイビングライセンスが発行できるようになります。
加盟しているダイビング指導団体は、ADS、JCS、JEFF=CMAS、KD JAPAN、MTES-JAPAN、STARS、JCIAなどが日本国内にはあります。
少し複雑な組織体系になりますので分かりにくいかもしれませんが、簡単に言うとCMASの中に複数のダイビング指導団体があると考えて頂ければ良いでしょう。
日本CMAS協議会 ホームページ

BSAC(ビーエスエーシー)

BSAC

1953年の創立以来、半世紀以上もの長きに渡って「SAFETY FIRST」(安全はすべてにわたって優先する)という基本理念を守ってきたダイビング指導団体です。
本部はイギリスになりますが、日本国内では日本の環境に合ったプログラムを作成するなど、地域の特性に合わせた柔軟なプログラムを用いて指導をしていることが最大の特徴と言えます。
世界中で共通のプログラムを開催している他のダイビング指導団体とは、少し異なる特徴があると言えるでしょう。
BSAC japan ホームページ

ダイビングライセンスのランクを紹介

PADIダイビングライセンスフローチャート

ダイビングライセンスには、トレーニングのレベルによって複数のランクが作られています。
始めてダイビングライセンスを取得する方向けのエントリーレベルのライセンスから、上級者向けや専門性が高いライセンスまで幾つもの種類があり、インストラクターなどのプロ向けのライセンスまで分かれています。
ダイビング指導団体により各ランクの名前が異なりますので、初めは分かりずらく混乱する方もいると思います。全てのランクを覚える必要はありませんが、どのようなコース(ライセンスのランク)があるかのを知っておくと良いでしょう。

ダイビングライセンスはエントリーレベルのライセンスからプロ向けのコースまでありますが、各ライセンスを順番に取得して行く必要があります。
エントリーレベルのコースでは、ダイビングの基本的な知識やスキルを身に着けますが、上級者向けコースではこれらの基本が既に身についていることが前提にコースが作られています。そのため、始めから上級者向けのコースを取得することは出来ませんので、エントリーレベルから順番に取得していくことになります。

全てのダイビング指導団体のランクを説明することは出来ませんので、PADIとNAUIのダイビングライセンスを中心に、各ランクの特徴を紹介したいと思います。

PADIスクーバ・ダイバー

NAUIで「パスポートダイバー」と呼ばれているライセンスと同等です。
一般的なエントリーレベルのダイビングライセンスは、この下で紹介する「オープンウォーターダイバー」になりますが、時間がない方やもっと簡単に取得したい方向けに、最も簡単に取得できるコースとして設定されているのがPADIスクーバ・ダイバーです。
通常は2日間の講習で取得することが可能で、海洋実習は2本のダイビングのみになりますので、「オープンウオーターダイバー」の約半分の講習内容で取得することができます。
取得後は、常時インストラクターが同行する事を条件に、最大深度12メートルまでのダイビングが楽しめるようになります。
最大深度が体験ダイビングと同じ12メートルに制限されますし、身に着けることができる知識やスキルも限定されたコースとなります。短期間で簡単に取得できることが最大の魅力となりますが、限定されたダイビングしか楽しむことができないライセンスでもありますので、時間に余裕がある方は「オープンウォーターダイバー」を取得することをお勧めします。
年齢制限:15歳以上(ジュニア・スクーバ・ダイバーは10歳以上)

オープン・ウォーター・ダイバー

NAUIで「スクーバダイバー」と呼ばれているライセンスと同等です。
もっとも一般的な、エントリーレベルのダイビングライセンスになります。ダイビングライセンスを始めて取得する方は、まずはこのライセンスを取得する事になります。ダイビングの基本や危険性、水中環境に適応するために必要な基礎的な知識とスキルを身に着けるためのコースです。
通常は3日間の講習で取得することが可能で、海洋実習は4本のダイビングになります。
取得後は、インストラクターの同行なしで、バディーシステムを守りながらトレーニングの範囲内でのダイビングを行うことが出来るようになります。最大深度は18メートルまで潜ることができ、ファンダイビングと呼ばれるダイビングライセンス取得者向けのコースに参加できるようになります。
PADIスクーバ・ダイバーと同じく、ダイビング未経験の方でも取得することが出来るライセンスとなります。
年齢制限:15歳以上(ジュニア・オープン・ウォーター・ダイバーは10歳以上)

アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー

NAUIで「アドバンススクーバダイバー」と呼ばれているライセンスとほぼ同等です。
「オープンウォーターダイバー」を取得後すぐに取得することができ、遊びの範囲を広げるための中級者向けのダイビングライセンスです。
ディープダイビング、ボートダイビング、ナイトダイビングなど、目的を持ったダイビングをインストラクター同伴で体験することで、新しいダイビングを経験すると共に知識を身に付けるためのコースです。
通常は2日間の講習で取得することが可能で、海での実習はPADIでは5本のダイビング、NAUIでは6本のダイビングになります。
取得後は最大深度30メートルまで潜ることが出来るようになります。より多くのダイビングポイント(特殊な環境)に潜る事が可能になりますので、ダイビングの幅を広げることが出来るようになります。
ダイビングを趣味として楽しむのであれば、出来ればアドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバーまでのライセンスを取得しておくことをお勧めします。
年齢制限:15歳以上(ジュニア・アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバーは12歳以上 ※選択するアドベンチャー・ダイブによって年齢制限が異なります。)

EFR(エマージェンシー・ファースト・レスポンス)

NAUIで「LSFA」と呼ばれているライセンスと同等です。
ダイビングライセンスを持ってない方でも取得することができ、怪我や病気に対する応急処置を身に着けるコースです。また、講習で海やプールに入ることもありません。
軽傷の患者への対応や応急処置を始め、CPR、AEDの使用方法などを学習し身に着けるためのコースになります。
ダイビングは潜在的に危険な環境で行うマリンスポーツになりますので、万が一事故に遭遇した時に大切な人を守る為にも身に着けておきたいライセンスです。また、ダイビング以外での日常生活でも身に着けておくと役に立つこともあるでしょう。
この次のランクである「レスキュー・ダイバー」を取得する為には必修のライセンスになります。
通常は1日間の講習で取得が可能ですが、知識を定期的に再確認する目的でライセンスの有効期間が2年間となりますので、定期的に講習を再受講して更新する必要があります。
年齢制限:年齢制限はありません

レスキュー・ダイバー

NAUIで「スクーバダイバーレスキュー」と呼ばれているライセンスと同等です。
「アドバンスドオープンウォーターダイバー」と「EFR」を取得していることが参加条件になります。
水中などでトラブルが発生した場合に、すぐに対処できる知識とスキルを備えるためのコースになります。また、トラブルを未然に防ぐ能力を身につけることで、より安全なダイビングを目指すとともに、万が一事故が発生した際の救命方法までを学ぶコースです。
自分の安全やスキルアップのために取得するライセンスとは異なり、バディーなど他の人の安全を守るためにも取得して置きたいライセンスです。
ダイブマスター以上のプロランクを目指す方には必須のライセンスになります。
通常は3日間の講習で取得が可能です。自分自身の安全意識の向上はもちろんですが、他のダイバーを気遣う意識を高めることが出来ますので、ダイバーとして大きな自信を付けることができるでしょう。
年齢制限:15歳以上(ジュニア・レスキュー・ダイバーは12歳以上)

スペシャリティー・コース

NAUIで「スペシャルティダイバーコース」と呼ばれているライセンスと同等です。
特殊な環境下でのダイビングスキルを身に付けるコース、興味がある水中生物などについて深く学ぶコース、環境保護をテーマにしたコースなど、様々なコースの中から自分に適したコースを選択して取得することが出来ます。
興味を持ったテーマを見つけ、その分野をより深く知るためのコースです。
取得にかかる日数やダイブ本数は、選択したスペシャリティー・コースにより異なります。
年齢制限:12歳以上(※選択するスペシャリティー・コースによって年齢制限が異なります。)

マスター・スクーバ・ダイバー

NAUIで「マスタースクーバダイバー」と呼ばれているライセンスに近いですが一部異なる基準があります。
上記のスペシャリティーコースと呼ばれるライセンスを、5つ取得することによって認定されるライセンスです。(NAUIでは6つの取得と学科試験が必要になります。)
様々なダイビング活動やスキルを磨いたことを証明することができる、アマチュアダイバーとして最高峰のランクとなるライセンスです。
PADIではマスタースクーバダイバーを取得しなくてもプロ向けライセンスに進むことができますが、NAUIではプロ向けライセンスに進むときには必須のライセンスになっています。
年齢制限:12歳以上(※選択するスペシャリティー・コースによって年齢制限が異なります。)

ダイブマスターやインストラクターなどプロ向けライセンス

ここから先はプロ向けのダイビングライセンスになり、お客様を海に案内をする時に必要になるスキルと知識はもちろん、教育方法、リスクマネージメント、ダイビングビジネスなどのプロとして必要な様々なものを身に着けるコースになります。
アマチュア向けのコースとは、大きく異なる性質があるライセンスと言えるでしょう。

PADIでは「ダイブマスター」「アシスタントインストラクタ」「オープンウォータースクーバインストラクター」とプロ向けのライセンスが続き、プロ向けのライセンスの最高ランクは「コースディレクター」となります。
プロコースとは、ダイビングの素晴らしさを「他の方に伝えたい」と思う方にとって必要な知識と技術、またリーダーシップを身に着けるコースで、プロとしての責任や使命だけでなく教育方針などについて学ぶことになります
取得後はダイビングのプロフェッショナルとして認められ、ダイビングショップやリゾート等で働くことが出来るようになります。

これらのプロ向けのコースは、必ずしもプロを目指す方しか取得できない訳ではなく、職業として働くことを考えていない方であってもプロレベルの知識や技術を身に着け、ダイバー教育システムを学ぶことを目的にして取得することが可能です。
プロ資格取得後は、年会費の支払いや更新の義務が生じます。また、プロとして活動するためには活動する国により保険への加入が義務付けられている場合が有ります。
ダイビングのプロを目指す方は、ダイビングを仕事にするのページをご確認ください。
年齢制限:18歳以上(プロとして活動すると法的責任を負うリスクがあることから、未成年を対象としたジュニアコースは設定されていません。)

ダイビングライセンスの取得料金

ダイビングライセンスは民間の会社が発行している認定書になりますので、取得にかかる料金は各ダイビングショップが自由に価格を決めることが出来ます。そのため、公的機関が発行している免許とは異なり、講習を受けるショップにより料金が異なります。
「同じライセンスを取得するのにどうして料金が違うの?」と思う方も居ると思いますが、講習内容は同じでも地理的な条件や参加人数、その他ショップの運営方針により料金が異なることになります。

ダイビングライセンスは形がある商品の購入とは異なり、安全にダイビングを楽しむ知識とスキルを身に着けることが目的ですので講習の内容が非常に大切です。料金の安さや立地条件だけで選ぶのではなく、しっかりとした講習を開催しているダイビングショップを選ぶことが大切です。
ダイビングライセンスを取得するために必要な費用は、取得するライセンスにより異なりますが、最も一般的な「オープンウォーターダイバー」の取得にかかる料金は3万円~10万円ほどが相場になり、ダイビングショップにより大きな開きがあります。

立地条件による料金の相場

ダイビングライセンスの料金が異なる大きな要因の一つに、ダイビングショップがある立地条件があげられます。
ショップの立地条件が異なれば、ダイビングライセンスの講習に必要な経費が異なりますので、ある程度は料金が異なっても仕方がないのかもしれません。
もちろん、ショップの立地条件のみで料金が決まる訳ではありませんので、一つの参考として考えて頂ければと思います。

東京や大阪などの都市部にあるダイビングショップでは、海までの移動に時間や経費が掛かりますしプールでの講習を行えばプールの使用料が発生しますので、どうしても料金が高めになってしまう傾向にあります。
また、家賃や人件費も高い傾向にありますので、東京や大阪など都市型ショップでは7~10万円程の料金が相場になっているようです。
料金だけを見れば割高に感じてしまかもしれませんが、ダイビングポイントまでの移動もショップの車で行ってくれる場合も多く、交通費などを考えれば決して高い訳ではないことが分かるのではないでしょうか?
また、仕事帰りなどにもショップに気軽に立ち寄れるのも、今後のダイビングを考えれば大きな魅力になるでしょう。

伊豆や和歌山などのダイビングが盛んな場所にあるダイビングショップでは、ダイビングショップまで個人的に行く必要がありますので交通費や宿泊代が必要になりますが、ショップから海までが近い場合が多く効率敵に講習が開催でき比較的安めの料金で取得できる傾向にあります。
伊豆や和歌山などのダイビングスポット近くにあるダイビングショップでは、5~8万円程の料金が相場になっているようです。
都市部にあるショップよりもお値打ちな料金で取得することができますが、交通費や宿泊代などライセンスの取得料金以外も考慮する必要があるでしょう。
連休が取りやすい人であれば、旅行も兼ねてダイビングライセンスの取得ができるメリットがあるでしょう。

沖縄や海外などのリゾートにあるダイビングショップの場合には、現地までの移動にお金や時間が掛かることになりますが、お客様の人数が多く効率的に店舗運営ができることもあり安めの料金で取得できる場合が多いようです。
沖縄や海外などのリゾートにあるダイビングショップでは、3~6万円程の料金が相場になっており最も安く取得することが可能です。
また、これらのリゾート地では講習で使う海も綺麗な場合がおおいですので、大きな魅力の一つになるのではないでしょうか。
ただし、沖縄や海外などのリゾート地のダイビングショップでは、一部にはなりますが講習内容がいい加減なこともあるようです。これは、帰りの飛行機が決まっており講習の延長が難しいことなどが影響していると思われます。
もちろん、沖縄や海外にもレベルが高い講習を行ってくれるショップは沢山ありますので、しっかりとした講習を行ってくれるショップを選べば問題はありません。

ダイビングライセンスは取得したら終わりではなく、今後のダイビングを安全に続けて行くためにも大切な講習です。また、ショップとはライセンス取得後も長い付き合いになることも多いものです。
料金の安さだけで決めるのではなく、ライセンス取得後も相談やアドバイスを受けやすく信頼できるダイビングショップを選ぶことが、最終的には最も大切な部分となるのではないでしょうか。

追加料金や機材購入など別途必要な料金を確認

ダイビングライセンスの講習料金には、取得までに必要な全ての料金が含まれておらず、その他に追加料金が発生する場合も少なくありません。
ライセンスを取得するまでに必要な総額を確認するようにしましょう。

追加で発生することがある主な料金 ・マニュアルなどの教材費
・ライセンス申請に掛かる申請料
・レンタル器材を使用するためのレンタル代
・プールや海を使用する場合の施設利用料
・海までの移動に掛かる交通費
・宿泊を伴うときは宿泊代
・機材の購入代

ダイビングショップの中には、器材を購入することが講習を受ける条件になっていたり、購入を強く勧められることも少なくないようです。機材の購入はそれなりの金額が掛かることになりますので、今後どの程度ダイビングをするかで購入を決めると良いでしょう。
一部のダイビングショップでは、ライセンス講習を非常に安い価格に設定し機材販売で利益をあげている業者があるのも事実です。もちろん、器材の販売自体は悪いことではありませんしダイビングをするには器材が必要になることも事実です。ただし、ライセンス取得後もたまにしかダイビングをしまいのであれば、その都度レンタル器材を借りたほうが良いケースもあるでしょう。
今後、どの程度の頻度でダイビングをするのかで購入を検討すると良いのではないでしょうか?

始めてダイビングライセンスを取得する方にとっては、どのような追加料金が幾ら掛かるのか分かり難いと思います。
ライセンス取得までに掛かる総額を分かりやすく案内しているダイビングショップであれば安心して申し込みができるでしょう。
申し込み前に、ライセンス取得までの総額を確認し明確に応えてくれるショップを選ぶと良いでしょう。

アクティビティ予約サイト 沖縄トリップ

レジャー・遊び予約サイト アソビュー

旅先体験の予約プラットフォーム KLOOK

あわせて読みたい 関連記事

ページトップへ戻る