シュノーケルやダイビングの年齢制限
シュノーケルやダイビングの年齢制限参加年齢が制限されている理由とは?
ダイビングやシュノーケルツアーに参加する場合には、ツアーを開催しているショップで年齢制限が設けられていることが一般的です。
これらの年齢制限は、参加者の安全を守るために設けられている場合とツアーをスムーズに運営するために設けられている場合が有ります。
また、ダイビング指導団体が作った統一ルールもあればショップ独自のルールもありますので、ツアーによて参加年齢が異なる場合があります。
シュノーケルの年齢制限
シュノーケルの参加年齢は、ダイビング指導団体などが定めた統一のルールはありませんので、ツアーを開催しているショップが独自で決めていることが一般的です。
シュノーケルのツアーでは、お子様の参加年齢を5~6歳以上としているショップ多いようですが、一部ではもう少し小さなお子様でも参加できる場合もあるようです。
青の洞窟シュノーケルは、他のグループと一緒に大人数で開催して集団行動をするツアーもあれば、グループごとに個別で開催してくれるツアーの2つに分けられます。
大人数で開催するツアーの場合には、小さなお子様がいるとツアーがスムーズに進められないことがあるため、6歳前後の年齢で制限していることが多いようです。
それに対し、個別で開催しているツアーであれば、他のお客様のことを考慮する必要がありませんので、お子様のペースに合わせて開催することが可能で、4歳や5歳などもう少し小さなお子様でも参加できる場合が多いようです。
ただし、海はプールなどと異なり波や潮の流れの影響を受けることもありますし、岩場などでケガをしてしまうこともあるでしょう。また、毒を持った危険生物なども生息しています。これらは、大人であれば避けることが出来たり些細なケガですむことも多いものですが、小さなお子様の場合には重大事故に発展してしまうことも考えられます。
このような事情により、3歳以下の小さなお子様が参加できるツアーは少ないでしょう。参加される保護者の方も、小さなお子様がいる場合には安全を最優先に考え、次の機会に参加を検討することをおすすめします。
高齢者の年齢制限は、60歳前後としているツアーが多いようですが、一部ではもう少し高齢の方でも参加できる場合もあるようです。
高齢者の年齢制限を定めている理由としては、健康状態に起因する事故を防ぐことが一番の目的となります。
シュノーケルは、循環器系や呼吸器に負担が掛かるマリンスポーツとなりますので、過去の事故からも高齢になればなるほどリスクが高くなると考えられます。
同じ年齢の高齢者であっても、日ごろから運動や食事に気を使っており健康な方もいれば、生活習慣病などの持病を持っている方もいるなど、参加者によって健康状態には大きな違いがあります。そのため、60歳以上の方には健康診断や医師の診断書の提出を義務付けており、医師により健康状態に問題が無いと診断された場合のみ参加できるツアーが多いようです。
少し手間が掛かると思いますが、自分の安全を守るためはもちろんですが事故が起きてしまうと周りにも迷惑を掛けてしまいますので、参加するツアーのルールに従うようにしましょう。
ダイビングの年齢制限
ダイビングの参加年齢は、全てのツアーでダイビング指導団体(下記で説明しています)の定める年齢制限を守る必要があります。また、ツアーを開催しているショップが独自にさらに厳しい年齢制限を定めている場合が有ります。
ダイビング指導団体の定める年齢制限は、10歳以上となりますので10歳未満のお子様はダイビングに参加することができません。ショップが独自の年齢制限を定めている場合もありますが、この場合もダイビング指導団体の年齢制限を守る必要がありますので、10歳未満のお子様はダイビングには参加することはできないことになります。
ダイビングの年齢制限に関しては、体が大きいとか泳ぎが得意などの要素で決められている訳ではなく、身体が受ける水圧の影響を基に参加年齢が決められています。
ダイビングは水中に潜るマリンレジャーですので、身体が水圧の影響を直接受けることになります。
水圧が身体に及ぼす影響は様々なものがありますが、耳、肺、副鼻腔などの体内にある空間は大きな影響を受けます。また、水圧下ではガス昏睡による意識障害が発生することもあれば、減圧症などの潜水病なども水圧の影響で発症しる症状です。
このような水圧の影響は、子供の三半規管に回復しない後遺症を負う危険性があることが分かっています。また、ガス昏睡や減圧症などに関しては、子供の身体にとってどの様な影響を与えるのかが良く分かっていないことも多く、安全性が確認されていないことから年齢制限が設けられています。
このような理由から、10歳以下の子供がダイビングに参加する安全性が確立されていないことが、参加年齢を10歳以上としている理由となっています。
子供がダイビングをしたいと言えば、親としては体験させてあげたいと思う気持ちも理解できますが、安全のために10歳になってから参加するようにしましょう。
(※一部のダイビング指導団体では、足が付くプールでのダイビングに限定して10歳未満でもダイビングに参加できるコースが設けられています。ただし、これらのメニューは例え浅瀬であっても海での開催は認められていません。)
高齢者の年齢制限は、ダイビング指導団体のルールでは定められておりませんので、ショップ独自の判断で年齢制限を定めていることになります。シュノーケルと同じく、高齢者の参加年齢を60歳前後としているツアーが多いようですが、一部ではもう少し高齢の方でも参加できる場合もあるようです。
高齢者の年齢制限を定めている理由は、シュノーケルと同じく健康状態に起因する事故を防ぐことが一番の目的となります。
そのため、60歳以上の方には健康診断や医師の診断書の提出を義務付けており、医師により健康状態に問題が無いと診断された場合のみ参加できることが多いようです。
少し手間が掛かると思いますが、自分の安全を守るためはもちろんですが事故が起きてしまうと周りにも迷惑を掛けてしまいますので、参加するツアーのルールに従うようにしましょう。
ダイビング指導団体の統一ルールとは
ダイビングやシュノーケルを引率するには、インストラクターなどのプロライセンスが必要になります。これらのライセンスは国が発行している免許とは異なり、民間のダイビング指導団体などが発行しているライセンスになります。
インストラクターなどのプロライセンスは、国が発行している国家資格ではなく民間のライセンスではありますが、「沖縄県水難事故の防止及び遊泳者等の安全の確保等に関する条例」により、シュノーケルやダイビングを引率する者に必要な資格として定められています。
つまり、インストラクターなどのプロライセンスが無い者が、お客様を海に案内することは沖縄県条例により禁止されています。
ダイビング指導団体は、シュノーケルやダイビングを安全に行うことを目的に様々なルールを作っており、全てのプロメンバーにはこのルールを守る義務が発生するのですが、そのうちの一つに参加年齢のルールが定められています。
沖縄では条例上、全てのショップはダイビング指導団体のルールを守る必要があることになります。
ダイビング指導団体についてはダイビングライセンスのページをご確認ください。